病院選びがミソ!がん治療に纏わる抗がん剤と副作用の負担リスク

早期治療を行なうために~治療に関する情報を集める~

がん宣告を受けて、冷静を保てる人などいません。誰もが落ち込んだり、パニックになったりします。しかし、病院選びは治療をスムーズに進めるためにも、早急に行なうことが求められるのです。ここでは、病院を選ぶ際のポイントを紹介します。

がんと宣告されたら初動対応が重要

悩む女性

医師からがんと宣告されたときは、突然のことで頭が真っ白になりました。病院では冷静を装うようにしましたが、家に帰った途端に辛い気持ちや、悲しい気持ちが入り交じりパニック状態になってしまいました。

天井を見上げる男性

会社の健康診断でがんの疑いがあると言われ、病院で精密検査を受けたところがんと診断されました。覚悟はしていたつもりでしたが、がんと告げられたショックのあまり、主治医の話が全く頭に入ってきませんでした。

がん告知を受けて、パニック状態になるのは誰でも同じです。しかし、がんについて、仕事やお金について、家族や友人について考えなくてはいけません。特にがんの治療法や病院選びといった、今後の人生に関わる問題は早急に決断することが求められます。

医師へ質問をしましょう

病状について理解するためには、医師の説明を一方的に聞くだけではなく、分からないことや疑問点はしっかり質問しましょう。しかし、がんと診断された直後では、医師の説明を落ち着いて聞くことが難しいものです。説明を受けるときは、家族や近親者に同席してもらうことで、冷静に聞けるかもしれません。最初に医師から検査結果についての説明を受けると思います。その際は、どのような検査を行なって、どのような結果が出たのかを具体的に把握しましょう。また、がんが疑われている状態なのか、確定している状態なのかをしっかり確認しておくことも大切です。

がんが確定している場合は、がんのある場所や、がんがどの程度広がっているかについても質問しましょう。診断内容に納得できたら、治療法についての説明を受けます。医師から治療法を提案されたら、その治療法を勧める理由や、他の治療法の選択肢についても確認しておきましょう。

医師が提案する治療法で得られる効果や、副作用の具体的な症状、治療を進める際に起こる日常生活への影響についての確認も忘れてはなりません。医師から許可を得た上で、説明を録音するのも良いでしょう。一度では理解できない内容も、数回聞き直すことで理解できるかもしれません。

医師だけでなく周囲の意見も聞く

医師から提案された治療法を選ぶのはあなた自身です。しかし、がんの治療法の選択は今後の人生を左右する大きな決断となるため、誰もが不安を抱くことでしょう。自分だけの問題にするのではなく、家族や知人の客観的な意見を参考にするのも効果的です。同じ病気を体験した人々の意見も参考になります。治療に伴う体調の変化や、入院生活に関する具体的な情報が得られるでしょう。また、同じ病気を持つ者同士が交流を深めることで、前向きな気持ちでがん治療と向き合えるのです。

がんになった場合に行なう大切なこと

まずは病院探し

がん治療は、できるだけ評判の良い病院や医師に診てもらいたいものです。

スムーズに治療を行なうためにも、病院は大切なポイントになります。

そのためにも、がん治療を専門的に行なっている病院の種類を知っておきましょう。

国立がん研究センター

国立がん研究センターは、がんの診断法や治療法、予防法といった研究を行なっている機関です。研究機関ではありますが、病院としての機能も備わっているため、治療を受けることができます。がん研究センターでは多くがんに対する臨床実験も行なっているので、新しい抗がん剤を使用した治療を受けることができる可能性があります。

がん診療連携拠点病院

がん診療連携拠点病院は、全国に397ヵ所あるがん治療の拠点になる病院です。国立がん研究センターと連携を取り、情報の共有をしているため、最新の情報をもとに治療を進めることができます。総合病院よりもがん治療を行なう設備や体制が整っているので、症例の多いがんに対しては一定水準以上の治療が受けられるでしょう。

自由診療クリニック

自由診療クリニックは、健康保険が適用されない自由診療を専門に行なっている医療機関です。治療費が全額負担となるため多額の治療費がかかりますが、厚生労働省が承認していない治療や薬を使用することができます。海外で承認され、実績がある抗がん剤でも、日本では未承認となっている抗がん剤は少なくありません。自由診療クリニックは幅広い治療法が選択できるメリットがあります。

先進医療を受けられる病院は限られている

がん治療専門の医療機関では、化学療法(抗がん剤治療)以外にも、重粒子線治療や陽子線治療といった先進医療を受けることができます。しかし、先進医療の種類によっては、治療の対象となるがんの種類が限られており、治療を行なっている病院も全国に数か所しかない場合があります。最新の治療法である先進医療ですが、決して優れた治療法を意味するものではありません。標準治療で治らないがんが先進医療で治るとも限らないため、先進医療が受けられるかどうかで病院を選ぶ必要はないのです。

少しでも心の負担を軽くする

がんは体だけではなく、心も蝕む恐ろしい病気です。がんと診断されてからしばらくの間は、精神的に不安定な状態が続くでしょう。しかし、このような状態が長引いたり、日常生活に支障をきたしたりするのであれば、適応障害や気分障害になっている恐れがあります。精神に強いストレスがかかると体にも大きな負担がかかってしまうため、がん治療に影響を及ぼす恐れがあります。近年では、心のケアの専門医がいる病院も増えてきました。精神的につらい状態が続くときは、遠慮せずにケアを受けましょう。